今週も個人的にお気に入りポイントをまとめてみました。
放送日:2022/10/31(月)24:55~25:25
脚本・監督・演出:北村有起哉
脚本助手:アベラヒデノブ
タイトル:劇団Nobody Knows
PLAYER:村上信五・丸山隆平・大倉忠義
アドリブポイント
●設定や条件が徐々に足される方がリアルな日常に近づく
●覆面を被り個性を消すことで逆に内面の個性を浮き彫りに
●偶然生まれたキーワードに収束していくのがアドリブの醍醐味
北村有起哉
●「俺がアリーナになった」と話す北村さん、アドリブドラマやコメンタリー全体的に見ても、全て肯定して受け入れてくれるとこ。
●アドリブドラマ内で設定を足されていく3人が関係性をどんどん作っていくところが良かったと話す北村さん、すごく褒めてくれる。
●丸山さんにジャブを打たれようが、むち打ち設定投げたのに「もう治った」と言われようが「俺がアリーナになった」とアリーナになろうが、アドリブドラマやコメンタリー全体的に見ても、全て肯定して受け入れてくれるとこ。
●丸ちゃんの「溝の口」と言っているワイプで大きく口を開けて笑っている北村さん。
丸ちゃん
●「あの短時間でめっちゃ懐きましたもん」と笑顔で話す丸ちゃん。大人になってから自分に対して「短時間で懐いた」という表現は使ったことなかったから、そんな言葉で表してもいいんだと、ふふっと笑顔になった場面。
●「噛むなよ」から「どの口が言ってんねん」の後、こらえきれず「溝の口」と言っちゃう丸ちゃん。普段の丸ちゃんが出たとこ。
●「美波里」ダンス。
●覆面かぶって「歌え!」と言われた直後、0.0コンマ何秒で「♪アイラブユー♪」と歌いだした丸ちゃん。もはや無茶振りではなくなっていた。
ヤス
●「マルに関しては違うことしようとしてラブソングのくだりがあった」「マル、あれ無茶振りじゃないもん」「だってマル、本番でかく汗よりあそこでかいた汗の方が多かったもん」と話しているのが楽しそう。
●「みんな違ってみんないい」がいい締め言葉と話したヤス。本当に共感しかなかった。
たっちょん
●丸ちゃんの結婚の設定が追加された時、ぽそっと言った「金ないやん」。瞬発力ですぐお金の事言っちゃうたっちょん。
●「どの口が言ってんねん」とヒナが言った後「溝の口」と返す丸ちゃん、それを見てこらえきれず笑うたっちょん。
●「いつも通りやんけ」と言ったたっちょん。「やんけ」若干きつめの関西弁やわぁ、珍しい。
よこ
●俯瞰して全体を見ながら細かい所にも気づく横山さんは、すごい。
●アベラさんから丸ちゃんが「シリアスな芝居のギャップに感動した」と話した時、「スイッチ入っていましたよね」と共感しているとこ。
●やっぱりヒナをしっかり見ているヨコさん。「袋を取られた芝居はちゃんとバラエティ」と言い志村けんさんの速度で真似るヨコ、バッと音も含めての再現が面白い。
●アドリブドラマ内で設定を足されていくパターン、みんなその設定を背負っていくのに「村上さんが首のむち打ち、あなただけですよ、『もう治った』って言ったの、なんか、みんあしょってやってんねんけど、もう治ったっつって」とヒナを突っ込むヨコさん。
ヒナ
●アベラさんから丸ちゃんが「コメディアンの天才」と言われた時、「いや、ありがたい」と丸ちゃんが褒められたことにお礼を言っているのが、自分が褒められた時と同じ感じで言っていて、すごく良かった。
●袋を取られた芝居を志村けんさんの速度で横山さんに真似られた後、爆笑しているとこ。そして、テロップにも「やはりバラエティ」と出されるヒナ。
●洗濯ばさみの件、「天然」とテロップをうたれ、頭についていた洗濯ばさみを見せられてようやく気付くヒナ、落ち込むヒナ。
●完全に丸ちゃんの話題なのに「全部褒めてくれはるから、肯定してくれはるから、何やってもいいんだっていう、安心感」と話すヒナ。丸ちゃんのええとこ、出ていて、面白くて、大声で楽しそうなリズムで嬉しそうに北村さんの行動を伝えてくれるヒナ。聞いているだけでこちらの顔の表情が緩む。
たっちょんやヒナは下は半そでにしたのに、丸ちゃん、戦闘員の衣装の下は長そででは?
そりゃ暑いって。
そして、ブレイクタイムでしっかりとめちゃくちゃ遊んで(美波里ダンス)汗かいて
ヤスやヨコ、みんなから突っ込み食らう丸ちゃん。
たくさん嬉しい言葉をアベラさんから言ってもらえた。
「丸山さんはコメディアンの天才」「(丸山さん)おひとりだけちょっと別の映画から出てきた、シリアスなお芝居のギャップに感動した」「酒井美紀さんの時に拝見して、山田能龍さんが脚本助手で、結構お世話になっている、その時に見てものすごい楽しく見た。この番組の業界内の裏側、監督陣みんなこの番組観ているので、監督サイドの業界内注目度がすごい高いと思うんです」
アベラさんは初めて見たのですが、とても物腰のやわらかい方というか、口角が上がってて、話し方もソフト…お話している内容もとても細かいところまで気づいてくださって、褒めるポイントも具体的でとても嬉しそう、楽しそう、ワクワクしている感じが溢れ出していました。
「今回、映画主演、助演が多いイメージだが」と横山さんが切り出す。脇役と主役の違いを話す北村有起哉さん。
主役は余計なことをしなくていい、物語が膨らむように主役の神輿をかつぐ、それぞれの役割がある。
次に「1番影響を受けた人物は?」と質問を重ねる。
「今村昌平さん。自身の出番が始まるまで現場に来て先輩の芝居を勉強しろ」と言われた北村さん。
しかし、実際はスタッフから雑用を頼まれることが多く芝居は見れず、自身の出番が始まる前にモチベーションが下がってしまった。それを見た今村さんは「東京に帰れ」と小さく一言。
全部みられていたことを知った北村さんは東京には帰らず、そのまま熱心に取り組む。
後日談、今村さんの偲ぶ会か何かでスタッフは今村監督から北村有起哉を鍛えてくれと頼まれていたことを知った北村さん。
そんな北村さんも芸歴が長くなってきて、経験をもとに少しでも若手に伝えたい想いがある、鬱陶しいがられても、煙たがられても。そんな歳になりました、と締めた北村さん。
アドリブドラマ、コメンタリーの全体的な流れを受けて最後のナレーション。
「たとえ、悪役を演じてでも次世代に思いを伝えていく、それが北村有起哉さんの使命、腐りかけていたあの日の自分を救ってくれたヒーローへの恩返し」
アドリブドラマの中では、後輩の役柄に当たる大倉・丸山・村上の3人にプライベートも気にしつつ、本気の芝居を自分の考えを伝え、常に何が来ても肯定し、一人ひとりに演技指導をしていた北村さん。
コメンタリーでは自身の経験と受け取った想いを話してくれて、次は自分が若手に、鬱陶しいがられても煙たがられても伝えていきたいと話していました。
そして、最後のテロップ。
「本当のヒーローは悪役のふりをする」
いつも最後まで見たくなる番組。
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